起床したら早めに頑張るのが一番トク、という話。~名古屋心療内科コラム

起床後12時間が集中の限界!

アメリカ国立睡眠財団の研究によれば、人間が高い集中力を発揮できるのは、起床してからおよそ12時間まで とされています。
たとえば朝7時に起きた場合、夜7時が「脳のピークの終わり」です。
「夜にまとめてやろう」と考えても、そのときには脳はすでに疲弊しており、本来の力を発揮しにくくなります。

15時間を超えると飲酒状態と同じに

さらに恐ろしいことに…!

起床から15時間を経過すると、脳の働きは飲酒時と同じ程度まで低下 すると報告されています。
つまり深夜0時を過ぎての作業は、まるで酔っ払ったまま会議や勉強をしているのと同じ。
効率も精度も下がり、ミスや判断ミスが増えてしまうのです。

午前中に頭を使う作業を集中させる

では、どうすればいいのでしょうか?

実はポイントはシンプルです。

  • 重要な判断や頭を使う作業は午前中に行う
  • 午後は短時間でも「目を閉じて休む」ことで脳をリセットする
  • 夜は「片付け」「整理」「明日の準備」など軽めの作業にシフトする

このように、時間帯に合わせてタスクを振り分けることで、集中力をもっと効率的に活用できます。

まとめ:深夜の頑張りは「地獄」

「夜遅くまで作業する=努力」という考え方は、実は大きな誤解。
深夜にがんばっても、脳はすでに限界を迎えています。
大切なことほど、できる限り 午前中に終わらせる
それが集中力を最大限に生かす、心理学的にも合理的な方法なのです。

何にせよ夜ふかししすぎず、早めに眠って、「朝!」に全力で頑張るようにしましょう。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

名古屋
官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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