過去の思い出に浸るばかりだとやる気が減る!?という話~名古屋心療内科コラム

実はカンザス大学のマーク・J・ランドーらが大学の新入生71名をAとBの2グループに分けて
A「最高の未来を想像してもらう」
B「最高の過去を思い出してもらう」
としました。
その上で面倒くさい計算問題をさせたところ、AはBよりも正答率が31%も高くなりました。
すなわち人間
「未来を想像する」
ことは、何よりも大きく気持ちを粘り強くさせる、ということになります。
いえ、最高の過去を思い出すこと自体は悪いことではありません。
何もしないよりは「オレってスゴイ!」みたいな自信を持つことができる可能性もあります。
しかしそれだけではダメで、さらにもう一歩進めて、
「だから未来にもこんな素晴らしい結果を得られるはず!」
と考えることが最重要。
するとその未来に向かって、今の行動で最大限頑張れる、ということになるのです。
よってあなたも、ぜひぜひ幸せな未来を想像してみましょう。
とはいっても、壮大なものを想像しなくても構いません。
それこそ「今晩、充実した気持ちで眠れる!」と思って、布団に入るところ、くらいの想像でも構いません。
いえむしろ、それくらいの方が想像しやすいですし、何より「今日、この瞬間」のいい行動に結びつきやすいのではないでしょうか。
ぜひぜひ今から試してみましょう。
そしてその想像をして、すぐに今の勉強や仕事を実行していくこと。
すると何もしなかったときより、ずっとずっと集中できるはずです。
ぜひ!試してみてくださいね。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)