月曜日は心理学的にも「ヤバい」という話~名古屋心療内科コラム

みなさん調子はいかがでしょうか。
実はイスラエルのハイファ大学の心理学者シャニ・ピンデックらは、
139名の社会人を対象にして
「どの曜日にどんな精神状態か」
を調べました。
すると!
なんと月曜日が、もっとも仕事への満足度が低く、さらに不安感も強く、そして人間関係など、日常生活へのイライラが一番多かったのです。
うん。
まぁ。
「知ってるよ」という方も多いかもしれません。
ただまぁ、それでも、月曜日って「土曜日・日曜日」という休みを経ているわけで、もしそこで気力や体力が回復していると考えると、ある意味、予想外だったりしませんか? あ、しませんか。
おそらく、休みが楽しかったりすればするほど、落差として月曜がよりツラくなるのかもしれません。
となると、もしかして土日ともに仕事の人だったら、月曜もそこまで落ち込まないのかもしれません。それはそれで落ち込みますか。
何にせよ月曜日はローテンションで「当然」な日程と思っておきましょう。
そしてその上で、
「今日は家を出るだけでもOK!」
「会社に行けただけで最強!」
というように、ハードルを思い切り下げたうえで、自分自身のことを優しくほめてあげましょう。
あまりに重い課題を課さず、ライトに自分のことを優しく包みこんであげるのが一番です。
さらに余裕があれば、心で思うだけでなく、日記として書いてあげるのもアリです。
月曜日は、生まれたての赤ちゃんに近いかもしれません。赤ちゃんに強く厳しくする人はいませんので、それと同じくらいの優しさであったかく週のはじめをスタートさせてみましょう。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)