どんな仕事も魔法のように終える方法~名古屋心療内科コラム

作家であるスティーブン・プレスフィールドは「やりとげる力」という書籍の中で
「作家にとって一番大変な仕事は、本を書くことではない。 机の前に座ることだ」
という内容のことを述べています。
実際にこれ、思い当たる方も多いのではないでしょうか。
どんな仕事も、一番大変なのは「取り掛かる」ことです。
車が、走り始めのときにもっともエネルギーを使うのと同じです。
逆に走り始めれば、あとは最低限のエネルギーで進んでいきます。
よって最重要なのは、「まず第一歩」。
では一体、どうしたらその第一歩を実行することができるのでしょうか?
色々な方法がありますが、そのうち一つは
「机の前に行くだけで、魔法の力で全部が完成する!」
と自分に言い聞かせてみること。
もしそれが事実だとしたら、たいていの人が机の前に行きますよね。
「それくらいの労力で済むならやる!」と思えるはずです。
でまぁ、実際に机の前に行っても魔法は起きないわけですが、それでも「まぁしかたない、やるか……」と思って取り組めば、結局は完成するので、あながち魔法はウソとも言い切れない、と言えます。
個人的にすごく重要なテクニックだと考えています。
他にも「机の前に行かなくてもいいから、机に触るだけ!」とか「机の方向を見るだけ!」というように、行動をさらに細分化するのもアリです。
少しでもその方向に動き出せば、そのまま行動しやすくなります。
どんな方法でも構わないので、何より大切なのは実行です。
ぜひぜひ試してみてくださいね。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)