スマホは「視線を上げて」見ろ!という話~名古屋心療内科コラム

みなさんは「姿勢がいい」でしょうか。
そう聞くとたいていの人が、今すぐに姿勢を正すと思います。
なぜならどんな人にも「姿勢がいいに越したことはない」という意識があるからです。
実際に心理学的にも、「姿勢を正す」ことによって、気持ちが前向きになる、という調査があります。
姿勢を正すことは、「前向きになろう!」とか「ポジティブ思考になろう!」とか念じるよりも、ずっとずっと気持ちを前向きにする効果があるのです。
姿勢という「物理」は、どんな思考よりも強いのですね。
ただ当然ですが、多くの方が、そうは意識しても、忘れてしまいます。
こんな時にオススメなのは「姿勢矯正ベルト」。
アマゾンで「姿勢矯正ベルト」で検索すればたくさんの商品があります。これは日常的につけることで、強制的に姿勢を矯正(ダジャレ)してくれますので、どんな「姿勢を気をつけよう!」と思うより効果が高くなります。ぜひぜひ試してみましょう。
さてでは、それ以外に姿勢をよくする方法はあるのでしょうか?
それこそが「スマホの位置の調整」です。
たいていの人が、スマホを下に持ち、目線を下げて見ているもの。
しかしこの状態だと、当然、「猫背」になってしまいます。
この状態で長時間いると、やはり姿勢が悪いため、気持ちもどんどん落ち込んでしまいます。
落ち込むと、気持ちが不安定になるため、どんどんさらにスマホにのめりこんで…というネガティブなスパイラルに陥ってしまうもの。
よって重要なのは、スマホをなるべく高く、目線と同じ位置くらいに持ってくることです。
すると必然的に姿勢も良くなります。
特にパソコンを使っている方は、モニターアームなどで視線を高くすることをオススメします。
中でもノートPCはより目線が下がるので、ノートPCの位置を上げたり、または拡張モニターで目線を上げるのが良いと思います(自分はノートPCに、軽い拡張モニターをくっつけて使っています。そちらはタテ型にしています)
小さなことから意識は変わっていくので、ぜひぜひ試してみていただければ幸いです。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)