どんなに仕事を頑張るよりも「ほめる」方が好かれる!~名古屋心療内科コラム

アメリカの心理学者サンディ・ウェインは、会社員の様々な行動によって、それが同じ会社のスタッフによる印象がどう変わるかを徹底的に調査しました。
すると
「礼儀正しく振る舞う」
「仕事を頑張っている」
などの行動は、その社員の好感度とは「一切無関係」ということが分かりました。
実は唯一関係があったのは、「相手をほめているかどうか」。
ほめていれば好感度が高く、ほめていなければ好感度が上がらない。
本当にそれだけだったのです。
すなわち
「会社でモテよう」とか「好かれよう」と思って、いかに礼儀正しく振る舞っても、または仕事を頑張っても、実はたいした意味がなく。
それよりは
「いつも手伝ってくれてありがとうございます!」とか
「仕事がとても丁寧で本当に助かります!」とか
「よく気づきますね…!ありがたいです…!」
というように、相手の行動や資質をほめまくった方がいい、ということになるわけです。
これ、家庭内でも同じことが言えるかもしれません。
「いつも家事を頑張る」とか
「仕事を頑張ってたくさん稼ぐ」とか
「洗濯物をよくたたむ」とか…。
そういう行動によって相手に愛されよう、と思う人は多いかもしれません。
もちろんそれはゼロよりは良いのですが、それよりずっと重要なのは、相手をほめること。
「この料理おいしいね!」
「料理上手だよね!」
「え、今日特にオシャレじゃない?」
「あれ、前よりヤセた?」
そんなふうに、言葉で喜ばせることが何よりも重要、ということになります。
ちょっとした人生攻略法なので、ぜひぜひ覚えておいていただければ幸いです。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)