身振りが大きいと能力があると思われる、という話。名古屋心療内科コラム

カナダの心理学者ロバート・イフォードの調査によると、
身振りが大きい人の方が、就職面接で採用される可能性が高かった
ということが判明しています。
これは、身振りが大きくなることによって、面接官が「有能」や「自信がある」というイメージを受けたからと考えられます。
実際に、人間は情報のうち多くを「視覚」から得ています。
そのため、自信満々に何かを話していたりすると、「この人はすごい人だ」というメッセージを強く受け取ってしまいます。
逆にどんなに素晴らしい内容を話していても、自信がなさげだったり、オドオドしていたりすると、いかにも内容まで良くないように思えてきてしまうものです。
よって重要なのは、とにかく「見た目」や「視覚」を意識すること。
そのために、たとえば大きく手をふったり、体を動かして何かを話すことです。
よく起業家が「手でろくろを回すポーズ」で写真に写ったりしていますが、あれには一応、心理学的な根拠があった、というわけですね。
よってみなさんも、何かを話すときは、なるべく手を使って会話してみること。
手の動きによって相手の注目度も上がりますし、さらに自信あふれて感じさせることができます。
たとえ同じ内容を話していてもインパクトが大きく変わりますので、使わない手はありません。
逆に手を組んだり、後ろに回していたりしていると、いかにも内向的な印象になってしまいます。
すると何を話しても、相手にたいして響かない可能性があります。
小さな点ですが、相手への効果は大きく変わりますので、ぜひぜひ覚えておいていただければ幸いです。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)