2回話すと説得力が上がる!~名古屋心療内科コラム

アメリカの心理学者スコット・ホーキンスによると
「同じことを伝える場合に、1回だけよりも、2回繰り返した方が、その言葉のインパクトが高まり、説得する確率も上がる」
のだそうです。
具体的に
「かわいいね、本当にかわいい」
「好きだよ、本当に好き」
などの他、
「いつもありがとう! いや、本気でありがとう!」
「すごいね! いや本当にすごいと思う」
などですね。
一見バカみたいですが、実際、バカにできない効果があります。
ある意味、テレビCMとかにも似ていますね。
CMを一回見ただけではそこまでインパクトがなくても、ニ回・三回と見ると「あれ、人気商品なんだ…?」と思えてきてしまうものです。
また格闘技でも「連打」や「連続技」は強い攻撃ですが、これは「言葉」においても同じとも言えます。
特に人間、何かの言葉を一回言われただけでは「え、お世辞でしょ?」とか「いやいや、何かの意図があるに違いない」と思ってしまい、つい反発してしまうもの。
しかしそれを、疑う気持ちが出る前にニ回繰り返すことで、その信憑性がより強まって感じられるわけです。
この考えで行くと、三回繰り返せばさらにインパクトは強まる、となるわけですが、ただあまりに連発するのはやりづらいかもしれませんので、「とりあえずニ回」と覚えておくといいでしょう。ぜひ覚えておきましょう。
……。
こういうコラムで実践してみるとちょっとアホっぽいな、と思いつつも、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。本当にありがとうございました。
(完)