将来の夢は「話す」と叶う!~名古屋心療内科コラム

アメリカの心理学者、ロバート・バウムが、起業家229名を対象にして調査した結果
A将来の夢を持っていても語らない起業家
よりも、
B将来の夢を人に語る起業家
の方が、成功する確率が大幅に上がっていたということが判明しています。
実際に人間の気持ちというのは、とてもとてもあいまいなものです。
ある時に感じている思いも、しばらくすると、忘れていることも多々あります。
これ「夢」でも結構、同じではないでしょうか。
実際に小学校のときに、
「将来の夢」
みたいなものを書く欄がありますね。
あとから見てみると、
「うわ、あのときの自分、こんなこと考えてたんだ…!」
「え、ぜんぜん覚えてない~!」
ということも多いのではないでしょうか。
これ、大人になっても同じです。
あるときに感じた夢や願った希望も、しばらくすると、忘れてしまうことも多いものです。
よって「一人でこっそり抱いている夢」も、時間と共に消えていることもあります。
そのため重要なのは「とにかく周囲に話しまくる」こと。
「将来、年収○億円になる!」とか
「みんなが知ってる会社を作る!」とか、本当になんでも構いません。
宣言することによって、
「周りにこう言ったから、叶えられないと恥ずかしい!」
というような気持ちになり、自分を追い込んで、行動しやすくなります。
また周囲に言うことによって自分自身への宣言にもなるので、より強く行動する理由付けにもなります。
もちろん「それでも周囲にいうのは恥ずかしい!」という人もいるかもしれません。
そんなときは、日記でもOKです。
毎日「自分の夢」を記載して、それにたいして何をしたか、という内容を書いてみることをオススメします。
すると周囲にいうのと同じく、自分の気持ちにたいして、その夢を刻み込むことになります。
これを繰り返していけば、何もしないときよりも、実現確率が大きく上がっていきます。
ぜひぜひ試してみましょう。
ちなみに自分自身、小学生のときに、
「いつかライオンズの野球選手になる!」
と夢を書いていたことがありました。
当時、ライオンズが大好きだったのですね。理由として「ライオンがカッコいいから」という。
今は一切野球とは無関係な人生を送っていますが、たまにゴミ箱に向かってティッシュを投げてうまく入ると、一瞬だけピッチャーとして大成した自分を思い浮かべます。うん。ムリですか。
切なくなりつつも、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)