質問をたくさんした方が好かれる!~名古屋心療内科コラム

ハーバード大学の心理学者カレン・ホアンは、大勢の被験者をペアにして15分間のおしゃべりをさせました。
その際にAとBのグループに分けて、それぞれに
A「質問を9回以上させる」
B「質問は多くても4回まで」
という条件をつけて会話をさせたのです。
その結果。
A「質問を9回以上させる」
は
B「質問は多くても4回まで」
よりも、ずっとお互いの好感度が上がりました。
おそらく会話において、たくさん質問があることによって、より「盛り上がった」気持ちになれ、結果的に、
「この相手とは話が合う! 楽しい! 好きかも?」
と思う可能性がある、ということになります。
もしあなたが
「会話して、ちゃんと聞いているのに、相手から『聞いてない』と言われる」
という悩みがあるとすれば、それは単に「あいづちを打っているだけ」だから。
積極的に「質問」をするように心がけましょう。
もちろんですが、尋問みたいな質問は違います。
または「へぇ、そんなところ行って楽しかったの?」「は? ぼっちのアンタが? 誰と行けたのよ?」みたいな、ネガティブな要素を持つ質問ではダメです。
単に、
「先週、遊びに行ったんだ!」
「へぇ! どこに行ったの?」
「遊園地!」
「遊園地、どこの?」
「ユニバだよ」
「おお、今は何かコラボとかしてるの?」
「それが聞いてよー!」
みたいな形で、話を広げる質問であるに越したことはありません。
そのためには「どんな」「どこ」「どのように」みたいな質問にするべきでしょう。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました!
(完)