寿命半分で再プレイしたと考えよう!名古屋心療内科コラム

人間、年齢とともに、多くが気力をなくしていきます。
それは体力が衰えるのはもちろん、いろいろなものごとを体験することで、「人生、こんなもんか…」と思ってしまうのも一因ではないかと思います。
しかし気力をなくせばなくすほど、活力も行動力も失われ、さらに人生がうまく行かなくなってしまいます。
ただ逆に、どれだけ歳をとっても活力的に行きている人もいます。
こういう人は、常に新たなチャレンジをしたり、やったことのない仕事や遊びをしたり、毎日イキイキと生きています。
いったい私たちは、どうしたらそんな生き方ができるのでしょうか?
ここで文豪であるビクトル・ユーゴーはこんな言葉を残しています。
「40歳は青年の老年期であり、50歳は老年の青年期である」
これはなかなかおもしろいなぁ、と思うのですが、いかがでしょうか。
とにかく人生の途中で「新たな人生が今から始まる」と考えることで、まさに赤ちゃんから生き直すかのような活力を得ることができるわけです。
よってあえて「人生を半分割」して、その途中で二周目の人生が始まる、と考えてみることを強くオススメします。
いわゆるゲームで、一回クリアして、もう一周するようなものです。
そのとき、主人公の経験やレベルなどはそのまま引き継ぎで二周目をします。
もちろんいろいろなイベントは体験済みですが、もう一回やってみることで、また新たな発見をすることもできます。
すると別のイベント展開をし、さらに楽しむ事もできるのではないでしょうか。
人生も、それと同じです。
二周目として考えて、同じことでも、また違うことでも、新鮮な気持ちで行動してみましょう。
まさに自分が「赤ちゃん」だと考えてみてもOKです。
80歳まで生きるとするなら、40歳でもう一度(知識だけは大人の)赤ちゃんとして生きる!くらいの気持ちで生活してみましょう。
心のなかで常に「バブバブ」と繰り返すのがオススメです。
気持ちからして赤ちゃんになり、新鮮な気持ちになれます。
自分はよくやっています。もちろん口に出すと変質者だと思われるので、心の中限定です。
いえ、結構大真面目です。
この視点で、毎日が大きく変わっていくはずです。
試してみてくださいませ。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)