「なぜ蕎麦」に隠された秘密~名古屋心療内科コラム

最近、街を歩いていたら、こんな看板がありました。

なぜ蕎麦。

何だこれ。

めっちゃくちゃ意味が分かりません。

なぜ、と言われても。

蕎麦が「なんで自分は蕎麦なんだ」と急に疑問をいだいたのでしょうか。

己の存在意義みたいな。

まぁでも、少なくとも「蕎麦や」であることだけは分かります。
にしても、なぜ「なぜ」なのか。

もしくは蕎麦やでなくて、なんか哲学塾みたいなものなんでしょうか。

蕎麦が蕎麦である理由について考える、みたいな。

謎が謎を呼んだので、表に回って確かめてみました。

すると。

「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」

 

………。

分かるか。

分かるわけがない。

それ冒頭だけ出されても困る。

それ動詞というか、メイン部分を省略しちゃダメだろと。

もし本気で伝えたいなら、せめて「なぜラー油」ではないか。

たとえば

「なぜ男子にセーラー服を着せたのか。」

という言葉があったとして(ないですが、文の構造は同じはずです)。

これをギリギリの言葉でしか聞けないなら
「なぜセーラー服!?」

というかと思うのです。
「なぜ男子!?」

ではないだろうと。

まぁ、どっちであろうと得られる回答は変態チックになるんだろうなと思いますけども。

 

とはいえ「なぜ蕎麦」のインパクトはあまりに強いので、それで一人でも2人でもこうして表に回ってくれるならそれで良いのでしょうか。自分みたいに。飛んで火にいる夏の蕎麦。

自分でも何を言っているかわからなくなりつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)