ダルいときは「好きな部分」を探せ!名古屋心療内科コラム

やる気が出ないとき

どんな仕事も勉強、その中に「プチ気持ちよさ」を探すことが大切です。

「この勉強、イヤだなぁ…」
「この仕事、嫌いだ…」

そんなふうに、ネガティブな気持ちから入ると、すべてがネガティブな気持ちで包まれてしまいます。

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということわざにもあるように、一つのネガティブが、全体をネガティブにしてしまうのですね。

そしてこれは、逆もまたしかりです。

「このタイピングの作業だけは気持ちいい」
「テストに出てくる計算部分だけは好き」
「あの担当の先生の顔は好み」
「仕事のこの過程だけは嫌いじゃない」

そんなふうに、仕事や勉強の中に、一つでもいいので「好きな瞬間」を見出してください。

本当に小さな「気持ちよさ」です。

他にも運動をするとき。
これ、多くの人にとって面倒かもしれません。
その場合も、やはり
「歩くことで少しマッサージされるような感覚が気持ちいい」
「少しだけタイムが縮まると嬉しい」
というように、小さな快感や気持ちよさを意識しましょう。

全部を好きになったりする必要はありません。

たった一瞬でも好きになれる部分があれば、その愛はいつの間にか全体に育っていくのです。

趣味も仕事も、恋愛に通じる部分があるのかもしれません。
今回の話が、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。


どうでもいいですが自分は「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という言葉をあまりに使うので「ぼに」で単語登録しています。日本中で自分一人だと思っています。
こんなところで「かわいい!」と思われて、そこから自分大好きになってくれる人が増えたらいいな、と思いつつ、そもそもこの程度で「かわいい!」はないだろうな、と感じつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)