面倒な行動は「メイド」になりきれ!名古屋心療内科コラム

宿題、仕事、家事………
誰にだって面倒くさいことがあります。
さらに悪くなると、「起き上がるのが面倒くさい」となって、一日の大半を、ひたすら寝て過ごすことになってしまいます。
もちろん少しレベルでしたら大丈夫ですが、これが行き過ぎると、どんどん気力がなくなってしまいます。
こんなときに重要なのは「作業興奮」という考え方。
人間、動かないでいると気持ちが沈んでしまいますが、少しでも動くと、その行動そのものが脳を刺激して、気持ちが持ち上がるのです。
そう。
最初の一発目だけがポイントなのです。
では、その一発目はどうすればいいのでしょうか。
そのための方法はたくさんありますが、ここでは「メイド」や「執事」になりきる、という方法を教えましょう。
とにかく自分自身が、自分専属のメイドや執事になりきった!とイメージをするのです。
というのも人間、面倒くさい、というときは、思考のエネルギーの大半が「面倒くさい」とか「つらい」とか「だるい」などに奪われています。
でもここで「メイドや執事になるぞ!」と思うと、「メイドならこんな風な雰囲気かな?」「執事ならこんな喋り方やこんな動き方をするかもしれない…!」というように、少しワクワクしながら、イメージをするようになります。
すると思考エネルギーの大半がそちらに使われますので、「面倒くさい」という気持ちから、脳がそれます。
その結果、「行動」をジャマされづらくなり、ちょっとした行動ができやすくなるわけですね。
もちろんメイドや執事でなくても「ペットの動物になりきって玄関に向かおう!」とか「ネコになりきって机に向かってみよう」などでも構いません。自分がいい意味で「ふふっ」と思えて、夢中になれるイメージなら何でもOKです。
ぜひぜひお試しください。
ちなみに自分は奴隷になるイメージをすると、少し「ふふっ」と思えて行動しやすくなります。
色々と悲しくなりつつも、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)