大きい皿だと太っちゃう!?という話~名古屋心療内科コラム

みなさん、ダイエット頑張ってますかー!?
…うん。まぁ。
そもそもダイエットしてないよ、みたいな方も多々いるかと思うんですが、まぁ、大半の人が多かれ少なかれ興味がある話題が、ダイエットだと思います。
運動とか節制とか色々と大事なことがありますが、中でも大事なのは「食事」。
当然ですが、どんなに運動をしても、食事で食べまくってしまっては太る一方です。
では一体どうしたら、食事をうまくコントロールできるのでしょうか?
実はここにおいて大切なのは「意志の力」などではなく「お皿」だった、という実験がありました。
コーネル大学の心理学者が、ブライアン・ワンシンクは、43名の参加者に中華レストランのバイキングで食事をさせました。
その際に、
A小さい皿で食事を取らせる
B大きい皿で食事を取らせる
としました。
すると大きい皿で食事を取らせた方は、52%多く料理をのせ、45%多く食べていたのです。
やはり大きい皿ということでたくさん置きたくなってしまい、そして置いてあるからには、たくさん食べたくなってしまうのかもしれません。
確かによく「大盛りの店」などがありますが、ああいうところ、たいていお皿も大きいですね。
そして盛られている食事ももちろん多く、そこで食事をすると、ついついたくさん食べてしまいます。
ですのでみなさんも、ぜひぜひ家で食事をするときに「小さな皿」を使うように心がけてみましょう。
無意識に食事量が変わっていくはずです。
人間の「意志」と思っていることは、実は環境やビジュアル情報によって大きく変わっているもの。
普段の生活で変えたいことがあったら、「自分には意志の力がない!」なんて嘆く前に、ぜひぜひ環境を変えて見ましょう。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)