キラキラ☆プリキュアアラモードの主題歌について ~名古屋心療内科コラム

◆ 果たして夢は混ぜられるのか。
誰もが知ってるアニメ「プリキュア」シリーズ。
今年で20周年を迎え、女児たちはもちろん、大きなお友達たちにも大人気です。
特に最近、シリーズの最新作が「名探偵プリキュア!」になるというニュースがありました。
アレでしょうか。
毎回難事件が出てきてそれを推理的に解決する話になるのでしょうか。
ミステリー要素が入るプリキュアなのでしょうか。でも最後はやはり光線みたいな必殺技で敵を倒すのでしょうか。気になります。
ちなみに自分はこのプリキュアシリーズの歌が好きでYouTubeなどで結構
聞いたりしているのですが。
いえ自分も「大きなお友達」の域じゃないかと思いつつも、まぁ、とにかく聞いたりしてるわけです。
そんな中、主題歌の一つに、こんな歌詞がありました。
「きみとわたしの夢まぜまぜ」
二人の夢を混ぜる。
いや、一見素晴らしい歌詞だと思います。
二人で協力して夢を叶えていこうよ、的なニュアンスでしょうか。
ちなみにこの歌は「お菓子」をテーマにしたプリキュアシリーズの主題歌なので、お菓子作りになぞらえて「混ぜる」と表現しているのも素敵だと思います。
しかし、ですね。
夢ってかなり「混ぜたら危険」な部類に入るものだと思うんです。
もう、そんじょそこらの洗剤とか、メじゃないレベル。
たとえばなんですが、二人の夢が
「同じ相手とつきあいたい!」とか
「同じ人と結婚したい!」とか
だったらどうでしょうか。
これ混ぜたら恐ろしいです。
同時に叶いませんからね。基本的に。
もしくは「二人とも、同じ大学に合格する」ことだったらどうでしょうか。
二人はライバル同士なので、一方が頑張れば、もう一方が落ちる確率が高まります。
もちろん両方受かれば万々歳ですが、片方だけ受かったときが悲惨です。
せっかく混ぜたのに!
片方だけ分離しないと!
無理ですよ混ぜちゃったんだもの!
なんで混ぜちゃったのもう!
そんな気分になりそうです。
そう考えると「完全別ジャンル」ならいいのかなと思いました。
一人が大学合格、一人がスポーツ選手、みたいな。
いやでも、それって「まぜまぜ」できるのかと。
別すぎて、マヨネーズと生クリームみたいなものですね。
混ぜていいこと何一つない。
どっちも食べられなくなっちゃいますからね。
まぁ現実的に強いて良いところをあげるなら、
「私が大学に合格するから、あなたもスポーツ選手になる夢、頑張ってね!」
と応援しあう、ということでしょうか。
それであれば、砂糖と塩が引き立て合うみたいな、すごい相乗効果が期待できるのかもしれません。
実際に心理学的に、人間は社会的な生物なので、誰かが応援してくれていたり、仲間がいると思うと、より活動的になることが知られています。
そういう意味では、条件がうまくあったときは「まぜまぜ」に意味があると考えられます。
ぜひあなたも、うまくまぜまぜできる相手を探してみてください。
………。
プリキュアを聞いても常にこんな妄想をしてしまいつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)


















