やめなくても大丈夫子どもの繰り返し行動にひそむ気持ち
やめなくても大丈夫
子どもの繰り返し行動にひそむ気持ち
【医師が解説】
子育てで「どうしたらいいんだろう」と感じること、ありませんか?
今回は、子どもの常同行動に込められたサインと、その上手な見守り方のヒントをお届けします。

要点
- リズミカルな動きや言葉のくり返しは不安をやわらげる
- 危険がなければやめさせず見守る
- 原因の把握には時間がかかる場合がある
- あいまいな声かけで不安が強まることがある
- 常同行動や不安の出方には個人差が大きい
こんにちは、ゆうメンタルクリニック医師の森しほです。
皆さんは
ふとお子さんが手をひらひらさせたり、同じ言葉をぽつぽつ繰り返す姿を見かけたことはありませんか?
こうした「常同行動」は、
自閉スペクトラム症(ASD)の方に多く見られる、安心感を得るための大切なサポートです。
リズミカルな動きや言葉の反復は、
不安や緊張をやわらげる手段であることが多く、お子さんの心を落ち着かせてくれます。
行動・言動をおこす原因がわかれば対応もしやすくなりますが、
子ども自身が言葉で説明できないこともあり、分かるまでに時間がかかることもあります。
また発達に特性のある子どもは、
「もうすぐ」などのあいまいな表現や予測できない出来事に強い不安を抱くことがあります。
手順へのこだわりや頭の中で考え込みやすい傾向があるため、たとえ楽しい予定でも不安につながることがあるのです。
とはいえ、不安の感じ方は子どもによって違います。
どんな時に不安になるのかな?と観察を続けながら、焦らずゆったりとした気持ちで寄り添っていけるといいですね。
皆さんは
ふとお子さんが手をひらひらさせたり、同じ言葉をぽつぽつ繰り返す姿を見かけたことはありませんか?
こうした「常同行動」は、
自閉スペクトラム症(ASD)の方に多く見られる、安心感を得るための大切なサポートです。

不安や緊張をやわらげる手段であることが多く、お子さんの心を落ち着かせてくれます。
行動・言動をおこす原因がわかれば対応もしやすくなりますが、
子ども自身が言葉で説明できないこともあり、分かるまでに時間がかかることもあります。
また発達に特性のある子どもは、
「もうすぐ」などのあいまいな表現や予測できない出来事に強い不安を抱くことがあります。
手順へのこだわりや頭の中で考え込みやすい傾向があるため、たとえ楽しい予定でも不安につながることがあるのです。
とはいえ、不安の感じ方は子どもによって違います。
どんな時に不安になるのかな?と観察を続けながら、焦らずゆったりとした気持ちで寄り添っていけるといいですね。
当院では、医師による診察だけでなく、心理士によるカウンセリングも行っています。