「好きな点」がなくなっても好きなら最強の愛!名古屋心療内科コラム

あなたには、好きな人や、結婚を考えている相手がいますでしょうか?
その相手とうまく行くか判断したいのなら、こんな見分け方があります。
まずは、その相手の「一番好きなところ」を考えてください。
何でもOKです。
・顔がキレイなところ!
・優しいところ!
・お金持ち!
・いい会社につとめてるから!
・ファッションセンスがあるから!
などなど、自由に答えてみましょう。
誰に話すわけでもないので、本音で思ってみてください。
さぁ、では。
その一番好きなところが「なくなった」らどうでしょうか?
ここで「うっ……」「え、イヤかも…」と思うのなら、その愛は「もろい」可能性があります。
なぜなら、長期的な生活の中で、その魅力が失われたり、またはあなたにとって新鮮でなくなってしまう可能性がありえるからです。
特に「お金」や「美」などは、中でも結構もろいものの一つです。
今の仕事が今後もずっとうまく行くとは限りませんし、美しさは歳とともに衰えていく可能性があります。
また性格面だからといって安心できるとは限りません。
「優しさ」だって、相手があなたに魅力を感じているからこそ優しくしてくれているだけで、相手の気持ちが冷めかけてきたときに、優しくなくなってしまうリスクだってありえます。
このように「魅力」は、時間とともになくなってしまう可能性だってあるのです。
よって「この一つの魅力がなくなったら微妙」と思っているのなら、長期的に続かない可能性があります。
しかしここで、「その魅力がなくなっても、自分が相手を好きなのは変わらない!」とか「そんなの無関係に一緒にいたい!」と思うのなら、相手との関係は長続きしやすくなります。
あなたにとって、他にもいろいろな魅力があって、離れがたい人、ということだからです。
これは、親から子供への愛も同じ。
たとえばかわいい子供を愛する親がいたとして、その子供が、顔をケガしたりしたとして、それだけで「愛が冷める」親なんていないでしょう。
たとえ手足を失おうが、どんな状況になろうが、親にとって子供は絶対的に大切な存在のはずです。
恋人にたいして、それと同じくらい、またはそれに近い気持ちを抱いているのなら、あなたの愛は非常に強い、と考えられるわけです。
今回の話、今後の人生で、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)