ライバルがいると成績が良くなる!? 名古屋心療内科コラム

ライバルがいる時の方が
成績が良くなったという調査があります。

一人でやるよりも、誰でもいいから「あいつがライバル」って見つけるといいですよ。

ライバルは成績を良くしていく!?

ニューヨーク大学の心理学者、ギャビン・キルドフは、スポーツ競技者を対象にして、どんな環境でもっとも成績が良くなるかを調査しました。

すると、
「ライバルが存在するとき」
に、一番タイムが短縮されるなど、成績がもっともよくなったのです。

実際、少年誌などでもウケるのは「バトル展開」。

たくさんの敵やライバルが出てきて、その相手と戦うことによって、成長していく…。
それは読者の心をアツくします。

逆にいかに魅力的な主人公でも「たった一人で山にこもって修行」というシーンだけでは、そんなに成長しそうにないですし、また見ていても面白くないでしょう。

進学校は大したことがない!?

また、よく「進学校」ってありますよね。

しかし実際、その進学校の卒業生に聞いてみると、「その学校の授業自体は、大したことがなかった」ということが多いようです。

その人は、その学校に通いながら、予備校に行って授業を受けていたとか。
であれば、その進学校って意味なくない? って思いますよね。

でもそんなことはなくて。
「その学校に、同じように勉強をするたくさんのライバルがいること」
にすごく意味があります。

「あの人には負けたくない!」
「あの人はあんな勉強してるんだ…! 自分も頑張ろう」

そんな風に意識することで、結果的に成績が上がっていきます。

ライバルに囲まれることによって、イヤでも勉強をするようになっていくのですね。

「朱に交われば赤くなる」という言葉がありますが、これは「ライバル」という観点から説明できるのかなと思います。

これが「進学校ではない学校」だと、周りが勉強せずに遊んでいるので、ライバルが存在せず、自分もどんどんダラけていきます。

よって重要なのは、とにかく自分自身が成功したいのなら、同じようなライバルがたくさんいる環境に身をおいてみること。

それが難しければ、インフルエンサーでも友人でも、誰でもいいので「この人がライバルだ!」「この人には負けたくない!」という人を設定してみましょう。

それだけでも気持ちが高まり、成績もアップしていくはずです。

ぜひぜひ覚えておいてくださいね。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)