その悩み、抱え込まないで

その悩み、抱え込まないで
子育てに効く“相談する力”
【医師が解説】

子育てで「どうしたらいいんだろう」と悩む瞬間は、誰にでもあるものです。
今回は、そんな時に役立つ相談のコツや、自分を責めすぎないためのヒントをお届けします。

困りごと→対応プロセス
要点
  • 子育ての悩みは、ひとりで抱え込まず誰かに相談することが大切
  • 複数の相談先(信頼できる人・行政・専門家など)を持つことで、多角的に問題を見られる
  • いろいろな価値観や考え方を知ることで、親としての選択肢も広がる
  • 困ったときは頼ることも大事な子育てスキル
  • 親自身の心も大切にしてほしい
こんにちは、ゆうメンタルクリニック医師の森しほです。

子育ての中で悩みに直面したとき、
ひとりで抱え込まず誰かに相談してみることはとても大切です。

人に話すことで自分では気づかなかった視点にふれることができ、気持ちが少し軽くなることもあるのではないでしょうか。

相談 信頼できる人だけでなく、
行政や支援機関など複数の相談先を持つことで、問題を多角的に見ることができるようになります。
専門家の意見も時に大きなヒントになります。
「この考え方もあるんだ」と感じられたら、それだけでも前向きな一歩になるかもしれません。

また、子どもが困難に向き合うときでも、
「どうしたらうまく乗り越えられるか」を一緒に考えていくと、達成感や自信につながります。
いろんな価値観や考え方があると知ることで、親としても選択肢が広がっていきますね。

困ったときこそ、
ひとりで頑張りすぎず頼ることも、立派な子育ての力です。
ご自身の心も大切にしてみてください。
当院では、医師による診察だけでなく、心理士によるカウンセリングも行っています。
当院のカウンセリングについて知りたい
カウンセリングの内容・流れなど
詳しくご案内しています。
カウンセリングのご案内
カウンセリングのご案内
あなたのお近くの
ゆうメンタルクリニック
お住まいの地域やアクセスで
通院しやすいクリニックを探せます。
クリニック一覧
クリニック一覧

子育てストレス・不安セルフチェック

現在のご自身の状態をチェックできます。
当てはまる項目に「はい」でお答えください。
  1. 子どもの悩みや将来について考えると、不安になることが多い
  2. 子どもに対して、つい感情的に叱ってしまうことがある
  3. まわりの子育てと比べて落ち込むことがある
  4. 子育ての悩みを話せる相手が少ない、いないと感じる
  5. 頑張りすぎて、自分自身が疲れていると感じることがある

この記事の著者

森 しほ

ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックにて勤務。
産業医として一般企業のケアも行っている。

◆専門分野: 精神医療 / 皮膚科
◆資格:日本抗加齢医学会専門医 / 産業医 / 公認心理師
◆所属学会:日本皮膚科学会 / 日本抗加齢医学会
◆著書:『発達障害ママの子育てハック(監修)』飛鳥新社