タトゥーを入れた人が後悔する理由~名古屋心療内科コラム



昔好きだった洋服や、学生時代に書いていたブログを今見返すと
「うわぁぁぁ!恥ずかしすぎる!」って悶絶したこと、ありませんか?
あれって至って正常な感覚なんです。
人間って、10年も経てば好みも価値観もガラリと変わる生き物ですからね。
それなのに、なぜか「タトゥー」を入れるときだけは、みんな揃って謎の自信に満ちあふれてしまうんです。
「今の自分が最高だと思うデザインなんだから、未来の自分だって絶対に気に入るはず!」って。
で、数年後に「なんでこんなの入れちゃったんだろ……」と頭を抱えて激しく後悔する。
これ、実は本人のセンスの問題でも意志の弱さでもなくて
「今の自分が完成形であり、これ以上は大きく変わらないだろう」という勘違いに振り回されているのです。
これが『歴史の終わり幻想』の正体です。
いわば、「自分の歴史はここでフィニッシュ!」と勝手に脳が完結しちゃってるわけですね。
服なら捨てればいいし、昔のSNSならアカウントを消せば済みます。
でも、皮膚に刻んだものはそう簡単に捨てられません。
「今の自分は完成形なんかじゃない。10年後の自分は、今の自分から見たら『考え方も好みも全く違う別人』になっているかもしれない」
結婚、転職、子育て、年齢による好みの変化……人は生きている限り、どこまでも変化し続けます。
もし今、一生残るような大きな決断や買い物をしようとしているなら
一息ついて先の先まで考えることも大事です。
一瞬立ち止まれるだけで、後から「うわ〜痛い黒歴史作った……」と後悔するリスクを、一気に減らすことができますよ。
そんなこんなで、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)



