ぬか喜びしたパパ活女子(宝石編)~名古屋心療内科マンガ


目次
◆ なぜ大人は「キラキラした石」にときめかない?
子供の頃、公園の砂場でガラスの破片や、ただの雲母が混ざった石を見つけただけで、
「宝石だ!」と
大声を上げて大喜びした経験はありませんか?
しかし、悲しいことに、大人になるにつれて私たちの「感動のハードル」は上がり、本物の貴金属や高価なものにしか反応しなくなってしまいます。
日常に散らばる「ちょっとしたキラキラ」を楽しむ感受性は、ガクンと減ってしまうのです。
これはなぜ起こるのでしょうか? そして、この大切な感覚をどうすれば取り戻せるのでしょうか?
◆ 感動のハードルを上げてしまう大人の経験則
大人がささやかな喜びに鈍感になる背景には、心理学でいう「慣れ」と「比較」のメカニズムが関係しています。
- 慣れ(順応): 高価なものや大きな成功を経験するうちに、脳はその刺激に慣れてしまい、以前は感動できた小さな出来事ではドーパミン(喜びのホルモン)が出にくくなります。
- 比較: SNSやメディアを通して、他者の「大きな喜び」(高価な買い物や派手な旅行など)と自分を比較する機会が増えます。「ただの綺麗な石」では、比較対象として見劣りしてしまうため、喜びの感情が湧きにくくなるのです。
この結果、私たちの脳は、より強く、より大きな刺激でないと満足できない状態に陥ってしまいます。
◆ 日常の「ちょっとした幸せ」を見つけるトレーニング
この「ささやかな幸せ」を見つける感受性は、意識的なトレーニングで取り戻すことができるのです。
それが、「ポジティブな出来事の記録」です。
これは、心理療法でも使われる手法ですが、
毎日寝る前に、その日あった「小さな良いこと」を3つ以上、具体的に書き出すというものです。
すなわち、意識的に小さなポジティブな出来事を脳にインプットすることで、
脳の「ポジティブな出来事を探す回路」が強化され、日常の「ちょっとした幸せ」に再び気づけるようになるのです。
◆ まとめ:小さな幸せは心の「貴金属」である
子供が「宝石だ!」と喜ぶのは、彼らの心がまだ比較や慣れに毒されておらず、純粋な感動を表現できるからです。
- 大人になると、慣れや比較によって、「感動のハードル」が上がり、ささやかな幸せを感じにくくなる。
- これは、心の豊かさや、日々の満足度を低下させる原因となる。
- 意識的に日常の小さな良いことを記録することで、喜びの感受性を再トレーニングできる。
日常に埋もれている「ちょっとしたキラキラ」は、高価な貴金属以上の価値を持つ、心の栄養です。今日から、意識的にその小さな幸せを大切にしていきましょう。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。 (完)




















