親切は「爬虫類のエサやり」と思え!名古屋心療内科マンガ


よく
「あれだけ尽くしたのに!」
「あんなに色々とやってあげたのに!」
なんて怒っている人がたくさんいます。
特に「私ばっかりこんなに頑張ってる!」「なんであの人は分かってくれないの!?」なんて思ったこと、誰でも一度や二度はあるのではないでしょうか。
そんなときは、考え方を変えて、相手を爬虫類だと思うことです。
どれだけ記憶しているか分からない。
ていうか自分がエサをやる人として認識してくれているかも分からない。
そんなレベルのものだと思ってください。
間違ってもその爬虫類が、エサの恩返しなんてしてくれません。
もし「あれだけエサを与えたのに!」なんて怒ってる人がいたら、ちょっとおかしいのでは?なんて思われてしまうはずです。
これ、対人間であったとしても、この心理でいるべきだと思います。
見返りなんて求めず、覚えてすらもらっていなくてもOKです。
ただ「自分自身がエサを与える行為」そのものにだけ、喜びを見出すのです。
ある意味、募金に近いかもしれません。
募金をしたとしても、そのお金を最終的に受け取る、困っている人から、お礼を言われることはありません。
どう使われているかも分かりません。「あのとき10円を入れてくれた人!」なんて、間違っても覚えてもらうことすらないでしょう。
それでも、募金をすると、気分が良くなったりしますよね。
これ、身近な人であったとしても、こういう気持ちでいるのが一番良いと思います。
とにかく与えることそのものに喜びを抱くようにするのです。
もちろんですが、それをいいことに、過剰に親切を要求する人とは縁を切るべきですが、ただ今続いている関係の中で、見返りを求めるより、こういう考え方をした方が、あなたの精神的にも、人生的にも、一番いいのではないか、と考えます。
ぜひぜひ覚えておいていただければ幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)