「エゴサ」や「浮気チェック」をする人ほど、うつになる!名古屋心療内科マンガ









というわけで、いかがでしたでしょうか。
ネット上で、自分自身のことを検索することを「エゴサ」と言います。
エゴ(自分自身)のことをサーチするから、ですね。
また恋人の浮気チェックという目的で、相手のカバンやスマホを漁る人もいます。
こういう悪い情報を探す人は、基本的に「うつ」になりやすいと考えられます。
なぜなら、「自分にとってネガティブな情報を探して見ようとしないと気がすまない」という心理があるからです。
まさに自分を落ち込ませる情報を、本能的に集めてしまう。
結果的に、普段も同様にネガティブな情報をあさり、気持ちが落ち込んでしまう、という結果になるわけですね。
特にエゴサも浮気チェックも、たとえネガティブな情報がなくても悲惨です。
その瞬間は「あぁ、良かった…」と安心しますが、もちろんその安心も長続きしません。
するとまた不安になって…ということを繰り返します。
自分としては、それは「依存」と変わらないと考えています。
アルコールがないと不安になり、アルコールを飲むと、一瞬だけは安心がある。
しかししばらくするとまた不安になって、アルコールを飲まざるを得ない…。
その構造とまったくもって変わりありません。
重要なのは、不安になったときに、その「情報集め」で安心しようとする、という行動スタイルを変えること。
不安を、いい意味で「あってもいい」と思って受け入れることです。
それを繰り返すことこそが、最終的に気持ちをもっとも安定化させていきます。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)