「幸せになりたい」と思うと幸せになれない理由。名古屋心療内科マンガ









「幸せになりたい」
これは多くの人にとって当然の欲求でしょう。
しかし、「幸せになりたい」と願いすぎると、逆に幸せになれなくなっていく、ということをご存知でしょうか?
それを説明するのが「暗示」の原理です。
そもそも「幸せになりたい」というのは「今、幸せではない」という意味になります。
「結婚したい」と思っている人は、言うまでもなく「今、結婚していない」わけですよね。
それと同じで「幸せになりたい」と願うことによって「今、自分は幸せではない」という気持ちを強く心に刻み込むことになってしまいます。
ここで「幸せかどうか」というのは、結婚などと違ってただの主観。
定義次第でどうとでも取れるものです。
しかし自分は「幸せではない」と思ってしまうことによって、強く暗示で「不幸だ!」と思い込んでしまう、というわけです。
よって重要なのは、「もう今すでに幸せだ!」と考えること。
すると気持ちが前向きになって、周囲にたいしても明るい印象になります。
結果、実際に幸せに包まれていくことでしょう。
とはいえ、もちろん、幸せに感じていないにもかかわらず「幸せだ!」と思うことによって
「いやいや、でも本当は不幸だし…」
と思ってしまうこともありえます。
もしその気持ちが強いなら、いったん「幸せ」という感情を置いておきましょう。
そしてその上で、何か、あなたが望む方向の「行動」を取ることです。
勉強でも仕事でも構いません。
何かをしていると、そしてそれが重要なことであるほど、自分自身が幸せかどうか、とかはどうでも良くなってきます。
そして何かに夢中になり、充実感を抱いていることこそが、実は人間にとって最強の幸せの一つです。
とにかく、幸せかどうか、ということの「上位互換」は、「行動」だということを覚えておいていただければ幸いです。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)