通り魔事件での「誰でも良かった」が誰でも良くない件について。名古屋心療内科マンガ

最近、こんなニュースがありました。

こういうのを見るたびに、いやいやいや、と思うんですよ。

誰でもいい、といいつつ、毎回狙われるのって、老人だったり女性だったりするじゃないですか。

「誰でもいい」と言いつつ、すごい選んでると思うんですよね。弱い人を。

そうなると、なんだかまさにアリを踏み潰すのに似ているというか、弱い相手を攻撃することで、自身のストレスを解消してるだけちゃうんか、と。

こういうのを心理学では「置き換え」といいます。

ストレスのはけ口として、本来とは別の方向に置き換えてしまうことを言います。

しかもこのとき、たいていの場合、「攻撃しやすい相手」に向かいます。

くわえて今回、15歳が84歳の女性を攻撃するに際して、刃物って不要だと思うんですよね。間違いなく素手で倒せると思うんですよ。ちょっと押しただけで転倒したらもう致命傷じゃないかと。

 

ちなみにですが、ネットで誰かが炎上したとき、よってたかって多くの(無関係な)人がその人を攻撃しますが、これもその心理に通じるものがあります。

何にせよ、通り魔で逮捕された人は、「誰でも良かった」ではなく「弱い人を選んだ」と正直に言ってほしいな、って思います。

いえ、正直に言ったからといってやっていいわけではないんですけども。

何にせよ、ひどい事件だなと心から思いました。

同様の事件が起きないことを心底望んでいます。

(完)