休日にダラダラしているとより疲れる!?~名古屋心療内科マンガ

ジョージア大学の心理学者ピュエッツらは、被験者たちをグループに分けて作業をさせ、その上で

A「休憩時に運動をさせない」
B「休憩時に歩行などの軽い運動をさせる」
C「休憩時に比較的重めの運動をさせる」

としました。
するともっとも疲労感が取れたのは、Bの軽い運動をさせたグループでした。

次に疲労感が取れたと感じたのはC.

そしてもっとも疲労感が取れなかったのは、運動をまったくさせなかったAという結果になりました。

すなわち休憩時、人はついつい「あ~疲れた~」とダラダラ座りたくなってしまうもの。

しかしそれよりは、少しでもいいので体を動かした方が、疲労感が取れる、というわけです。

ですので、できれば家の近くの散歩などを。
それがムリなら、家の中で軽く右に行ったり左に行ったりと、歩いてみるレベルでも大丈夫。

またもちろん余裕があれば、イベントなどに外出してみるのも手。
とはいえ人混みはつかれてしまうリスクもあるので、本当に興味がある場所でも構いません。

特に行くことで日々を忘れられるような、好きなことなら一番ではないでしょうか。

実際に作家アーネスト・ヘミングウェイは、リゾート地に行くことによって、重いうつ病を改善させていたと言われています。

ただまぁ、リゾート地にそうそう行けたら苦労しませんので、ただ周囲をウロウロするだけでもOKです。

ぜひぜひ覚えておきましょう。
もちろんですが、本気で外出することができない、というのなら、ムリはしないのが一番です。

今の症状にあわせて、ムリない範囲で「少しだけ動く」ということを心がけてみましょう。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)