集中力なんて考えるのはムダ!という話~名古屋心療内科マンガ





「集中してから始めよう」の落とし穴
「今日は集中できないから、また後でやろう」
あなたは、そう思った経験はありませんでしょうか。
しかし心理学的にみると、「集中力が出てから始める」 という考え方は非常に危ういのです。
なぜなら、集中力は「行動した結果」ついてくるものだからです。
行動が集中を呼ぶ
実は心理学では「ツァイガルニク効果」というものがあります。
これは「やりかけのことが頭から離れなくなる心理現象」です。
つまり、最初の一歩を踏み出すだけで、脳が自然に作業へ引き込まれていくのです。
「やる気スイッチ」は存在しない?
多くの人は「やる気」や「集中力」をスイッチのようにイメージします。
しかし実際はスイッチではなく、エンジンのアイドリングのようなもの。
走り出してこそ温まり、スピードが出る。止まっていてはいつまでもエンジンは冷えたままです。
具体的なコツ:5分だけルール
おすすめは「とりあえず5分だけやってみる」ルール。
・机に向かって、資料を1枚めくる
・文章を1行だけ書く
・メールを1通だけ返す
この「5分間の小さなスタート」が、気づけば30分、1時間の集中へとつながっていきます。
もちろん「5分間は長い!」という場合は、1分でも10秒でも構いません。
まずは小さく始めましょう。
まとめ
集中力は待つものではなく、行動によって育つものです。
「集中できない」と悩む前に、まずは小さな一歩を踏み出してみましょう。
やってしまえば、後から集中は自然についてきます。
ぜひぜひ試してみてくださいね。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)