ファットキャット症候群!デブネコの人は気をつけろ!名古屋心療内科マンガ

ファットキャット症候群という言葉を知っていますか?

「太ったネコ」こと、何かで成功した人が、それ以上のチャレンジを一切しなくなって、どんどん衰えていくことをいいます。

まさに、エサを食べて太ってしまったネコが、それ以上何もする気力がなくなって、グダグダしてしまうことにたとえているわけですね。

これ、わからないでもないのです。

人間、何かに成功すると、結構満足してしまいます。

お金が得られ、ある程度の地位を得ることによって、「もうコレ以上いいかな」と思えてしまうわけです。

特に、たとえばこれがゲーム世界なら、お金を得れば得るほど、より高価なアイテムや武器が用意されているので、もっとお金を稼ごう、という気持ちになれます。
また「地位」や「称号」なども、ゲームではエンドレスに用意されているので、プレイヤー飽きることなくプレイし続けていきます。まぁその結果ゲーム依存とかになっちゃうわけですけど)

しかし現実では、お金をある程度得てしまうと、「これ以上何に使うの?」という状態になることもありま。
家や車などに、ある程度の上限があるからですね。

また地位とかも、そこまで上には上、があるわけでもありません。

すると「これ以上頑張ってどうすんの?」という状況になります。
くわえて逆に「失敗することによって、今の評価にキズがついたらどうしよう?」と思うこともありえます。

結果的に、現実世界において、多くの人が「ファットキャット症候群」になってしまうわけです。
世の中に「一発屋」が多いのは、それが原因です。

そしてこれ、結婚したり、誰かとつきあうことができたあとに、文字通り太ったりいってしまう人も、ズバリこの状況と言えます。
相手を得ることで満足してしまい「これ以上外見を整えなくても、この相手がいるから」と思えてしまい、自分を磨かなくなってしまうわけです。

 

ただ、長期間にわたってこの状況だと、人生に変化も刺激もなくなるので、どんどん脳が衰えてしまいます。

ここから脱するために重要なのは、とにかく小さくてもいいので、何かにチャレンジしてみること。
相手と無関係にダイエットしてみたり、新たな仕事を始めたりしてみることです。

仕事なら、今はネットでいくらでも新たなことが始められます。
もし「失敗」が怖いのなら、匿名で始めたりしてみるのも良いでしょう。

もちろんこれは、今まで失敗ばかりの人も同じ。
何かを始めるのに、遅いということはありません。

人生的にも、脳を鍛えるためにも、常に毎日、何か新たなチャレンジをしてみてくださいね。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)