完璧主義者はうつになる!四捨五入のススメ!名古屋心療内科マンガ

完璧主義者はうつになりやすい、と言われています。

完璧、というと一見聞こえはいいのですが、ウラを返せば「90点や80点だと良くない」と思ってしまう人、ということ。

こういう人って、実際に80点の成績を収める、とかだったらまだマシなんですが、現実的には
「80点の成績を取るくらいだったら、最初からチャレンジしない」
などの行動になります。

その結果、いつまでたっても何も完成させないとか、何かの準備期間だけで時間ばかりすぎてしまう、ということになってしまいます。

よく「引きこもって何もしない人」とかがいますが、そういう人ほど、実は「完璧主義」だったりするのです。

逆みたいですね。

この場合、「完璧でなくてもいい」、すなわち、たとえば50点でも60点でもいいから、何かを完成させてしまうことが大切です。

すると、たとえば60点のものを2回提出すれば、120点になるかもしれません。
いえもちろん「平均」したら60点になってしまいますが、何かの成果というのは、結構加点されていくことも多いもの。

また小さな積み重ねによって「経験」も得られます。

どんな形でもいいので、まず出してしまうことが最重要なのです。

くわえて現代、たとえば作品だとするなら、もうSNSにしても動画サイトにしても、発表する場所はそこかしこにあります。一つの場所で低評価であっても、他の場所だと絶賛される可能性だって十分にありえます。

とにかくネガティブな評価を恐れてあたため続けるより、小さくても行動することの方がずっと大切なのです。

 

もちろん、完璧主義はそうカンタンに変えることはできないかもしれません。
そんなときこそ、このマンガのように「ユルい完璧主義」でいてはいかがでしょうか。

とにかく四捨五入して、都合よく取ってしまえる完璧主義。
いかにも減点計算に傾きがちなこのSNS社会において、その気楽な思考こそが、何より重要ではないかと思うのです。

そんなこんなで、四捨五入で100点満点の解説を書きつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)